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​■2024/10/28 Race Report

2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第8戦
 第56回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
 JSB1000クラス レースレポート

予選 / 20番手(2分08秒106)
Race1 / DNF
Race2 / 10位(2分08秒418)

 2024年全日ロードレース選手権最終戦となる、第8戦鈴鹿ラウンドが10月24日に鈴鹿サーキットにて開幕、佐野にとって馴染みの深いサーキットであり今年最後のレースである今大会、少しでも上の順位でレースを締めくくるべくレースウィークを迎えた。

 今大会は事前テストが設定されていなかった為、木曜日から走行が始まった。鈴鹿でのレースは7月に行われた鈴鹿8時間耐久ロードレース以来。そのためまずはその鈴鹿8耐でのセッティングで 1本目の走行を開始した。中古タイヤでスタートしたものの2分9秒702と悪くない滑り出しだった為、2本目はタイヤを新しいものに交換しアタックすることに。結果2分9秒185へタイムを更新することに成功、2日目は更にセッティングを詰めていくことになった。そして迎えた2日目だったが、 1本目の走行2周目でマシンに異変が。ピットに戻って調整するもマシンの異変は改善せず。ここから原因究明、調整、部品交換等を行いつつ走行を繰り返したものの症状は改善せず2日目を終えることとなってしまった。

 ウィーク3日目の土曜日、チームは予選に向けマシンのエンジンとスロットルボディ交換を決行。重整備ではあったが、この整備を午前9時半過ぎから開始される予選に間に合わせた。トラブルは改善し、佐野は2分8秒585へタイムを更新。予選終了間際に転倒を喫してしまったものの、ライダーに大きな怪我はなく、またマシンに大きな損傷もなかったため、このマシンでRace1を戦うこととなった。

 Race1は13時30分に開始された。20番手からスタートした佐野は追い上げるべくプッシュしていく。しかしレース開始早々の4周目、再びマシントラブルが発生してしまった。回転数が上がらず速度が出ない。それでもなんとかゴールまで走り切りたいと考え、すぐにピットには戻らずマシンの様子を見ながら走行を続けたもののマシントラブルが改善することはなく、7周を終えたところでこのまま走り続けるのは危険と判断しピットイン。最終戦Race1は残念ながらリタイアとなってしまった。

 気持ちを切り替え迎えたレースウィーク最終日の日曜日、今年最後のレースとなるRace2はTカーで戦うことを決めた佐野とチームは、足廻りの部品をメインカーからTカーに組み替え、朝のフリー走行に臨んだ。15分間という短い時間ではあったが、セッティング調整に時間を目一杯使い走行を終える。


 Race2は予選時の2番目タイムを元に決められており21番手からスタートとなった。スタートは成功、1周目で14番手へジャンプアップする素晴らしい追い上げを見せる。その後レースは転倒が相次ぐ難しいレースとなるが、佐野は良いペースを保ったまま走り続けた。そんな中10周目で複数台が絡むクラッシュが発生、11周目でセーフティカーが導入されることに。セーフティカー先導中はポジション前後の選手との距離は詰まるため、自分が後ろの選手にパスされる確率が上がるが、同時に自分が前をパスできる確率も上がるため、流れを上手く掴む必要がある。今回セーフティカーが解除されたのは残り3周を迎える直前であった。3周という超スプリントレースへと様相を変えたRace2は激しいポジション争いが始まり、佐野は1つポジションを落とすも、残り2周で1台パス、更にラストラップでも1台パスする追い上げを見せた。結果Race2は10位、目標としていたトップ10でレースを締めくくることとなった。



◆佐野優人コメント
 

 このレースウィークは、驚くほどに流れが悪かったです。ウィーク初日の時点ではセッティングを詰めていけばレースは行けるぞ、と考えていたのですが、2日目はトラブルが出てしまいほぼ走れませんでした。3日目はエンジン載せ換えとスロットルボディ交換をして予選を走ることが出来たけれど、走りに違和感がありました。でもタイムは出たのでRace1はそのまま走らせたんですが、結局トラブルが出てリタイアとなってしまいました。


 マシントラブルの原因が掴めなかったので、Race2は早めにTカーでR走ることを決めて足廻りを載せ替えました。セーフティカーに助けられたこともあり10位に入ることが出来たけれど、本当はもう 1台パスしたかった。でもタイヤが限界に近かったので抜ききれませんでした。それでも土曜日までの流れを思うと、ウィーク最終日でよくここまで立て直せたな、とも思うのでそういう意味ではRace2の順位は悪い結果ではなかったと思っています。

 今年1年間、一緒に戦ってくれたチーム、応援してくれたファンや関係者、スポンサーの方々、そして家族には本当に感謝しています。ありがとうございました。


 来季については現在まだ調整中ですが、決まり次第発表させていただく予定です。
これからも応援よろしくお願いいたします。

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​■2024/9/30 Race Report

2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
スーパーバイクレース in 岡山 JSB1000クラス レースレポート
予選 / 11番手(1分32秒529)
決勝 / 14位(1分33秒588)

 全日本ロードレース選手権第7戦、岡山ラウンドが9月27日(金)に岡山県美作市にある岡山国際サーキットにて開幕した。このサーキットは全長約3.7kmほどの全日本ロードレース選手権が行われるサーキットの中では比較的距離が短めのコース。中低速コーナーが多く、ライダーの技量はもちろん、マシンのセッティングでも差が出やすいコースだ。1週間と少し前に行われた事前テストでは、前戦でのセットのマシンを持ち込み、チームとマシン調整をしながら走り込んだ佐野。レースに向けて良い流れを掴んでレースウィークを迎えていた。
 

 レースウィーク初日、ART合同走行は2本行われた。事前テストで走り込んだ中古のタイヤを使用して走り出すと、すぐにテストで記録したタイムに近いタイムを記録する。セッティングの方向性は良いと判断した佐野は、更にマシンの微調整をした上でタイヤを変えタイムアタックに挑んだ。すぐに32秒台タイムを記録すると、その後も良いアベレージタイムで周回し、予選、決勝に向けての手応えを感じながら金曜日を終えた。
 

 予選は土曜日の午後から行われた。今回の予選はノックアウト方式のためQ 1でTOP10に入るとQ2に進出し、再度タイム計測しグリッドの順位を争うことができる。佐野はTOP 10入りを目指してタイムアタックするも、TOP3がレコードタイムを記録するハイレベルな戦いに。結果、惜しくも 1分32秒529で11番手にて予選を終えることとなった。
 

 最終日となった日曜日、朝に行われたフリー走行では、決勝に向け最終調整をするべく走り出したものの転倒を喫してしまう。佐野に大きな怪我はなかったもののマシンにはダメージがあり、決勝までに修復は不可と判断し、決勝はTカーで戦うこととなった。

 迎えた決勝、24周のレースのスタートはまずまずだったものの集団に飲まれてしまい1周目でいくつか順位を落としてしまう。プッシュする佐野だが思うようにペースを上げることができす、6周目では19番手に。しかしその後、コース上にオイルが出てしまったことによりレースは赤旗中断となる。

 再スタートは中断される直前の周回完了の順位がスターティンググリッド順位に採用され、周回数は15周に。17番手からスタートした佐野だったが、中々ペースが上げられないながらも必死に走り続けた。少しでも前へと走らせるも、メインカーとTカーの細かい違いに苦しんでいたのだ。結果ライバルの転倒もあり、14番手でチェッカーを受けることとなった。
 



◆佐野優人コメント
 

 事前テストでは少しセッティングを変えたくらいで後は走り込んだテストでしたが、アベレージタイムが全体的に良く、レースに向けて良いテストが出来たと感じました。

レースウィークに入ってからも初日から32秒台を出すことができ、予選は行けると感じていたんですが、新品のタイヤを2本使ったもののQ2に進むことが出来ませんでした。でも32秒台で周回することが出来たので、レースに向けてはかなり良い仕上がりになっていたと思います。なので日曜日の朝フリーで転倒してしまって、メインカーが使用できなくなってしまったのはとても痛手でした。Tカーはしばらく乗っていなかったので、レーススタートしてみたらクラッチノフィーリングが合わず、セットやマシンのちょっとした違いが自分にとっては大きな違いで、メインカーで掴んでいた手応えをTカーでは感じ取ることが出来ず思うように走ることが出来ませんでした。レース1周目で順位を落としてしまって、追い上げようとしたのですが全然思うペースが出なくて追い上げルことが出来ず、苦しくきついと感じるレースでした。
 

 次戦の鈴鹿は地元での開催で、今回の予選までの良いフィーリングを覚えているので、鈴鹿でもう一度そのフィーリングに近づけていけたら自ずと結果はついてくると思っています。レースは2回あるのでどちらのレースもTOP 10に入りたいです。

 ファンや関係者の方々、スポンサーの方々、家族、いつも応援ありがとうございます。次戦、鈴鹿でも応援をよろしくお願い致します。

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​■2024/9/9 Race Report

2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦
スーパーバイクレースin九州 JSB1000クラス レースレポート
予選 / 12番手(1分49秒609)
Race1 / 12位(1分50秒533)
Race 2 / 10位(1分50秒318)

 2024年9月7〜8日、大分県日田市にあるオートポリスインターナショナルレーシングコースにて、2024MFJ全二本ロードレース選手権第6戦が開催された。前週に行われる予定であったメーカー合同テストは台風のため中止となってしまい、今回は事前テストがない中での開催。更にJSB1000クラスは2レース制だ。レースウィークのみの少ない時間の中で、マシンを調整しレースを戦わなくてはならない非常にシビアな大会となった。
 

 このレースウィークは木曜日が搬入日、金曜日はA.R.T.合同走行が2回行われた。A.R.T.走行1回目はマシントラブルが発生してしまい、時間をフルに使っての走行は出来なかったもののタイムは1分51秒509とまずまず。2回目の走行では、タイヤを変えコースイン。1分50秒746と更にタイムを更新することに成功した。これにより予選に向け良い手応えを掴み走行1日目を終えた。


 土曜日は午前に予選、午後にはRace1が行われた。今大会は2レース制のため、予選タイムは1番良いタイムがRace 1のグリッドに、 2番目に良いタイムがRace2のグリッドに反映される。そのためそれを踏まえ予選を走る必要があった。佐野は予選開始と共にアタックを始める。1分49秒を計測することに成功するもその後間も無く、集団の後ろについてしまう。タイムアタックにはクリアラップが望ましい。そのためいったんピットに戻り、タイヤを交換し2回目のアタックに臨んだ。再び49秒を計測しピットに戻ると、Raceに向けチームとマシンのセッティングを調整。ここで予選は終了した。結果、Race1、Race2共に12番グリッドを獲得した。


 Race1は予定より15分ほど遅れて14時半過ぎに開始された。気温は29.6度、路面温度は40度を超えていた。スタート後、1周目で順位を落とすも落ち着いて少しづつポジションを上げていく佐野。ライバル達の転倒が相次ぐ中、慎重に走り続け8周目には10番手につけるも他選手の転倒によりレースは赤旗中断となってしまう。その後、赤旗中断時のポジションでレースは再スタートされ、8周の超スプリントレースが開始となった。再スタートは、集団にのまれ数ポジション落としてしまうもプッシュする。思うようにペースを上げることができず苦しみながらもポジションを上げていった佐野は、Race 1を12位で終えることとなった。


 日曜日、朝に行われたフリー走行ではRace 1で発見したマシンのネガティブな部分を調整し走行、Race1を超えるアベレージタイムを刻み、良い流れの中午後のRace2を迎えた。午後14時20分過ぎにスタートとなったRace2、スタートは成功するも 1周終了時には13番手となり、ひとつポジションを落としてしまう。この時、ライバル達が49秒台を刻む中、佐野はなかなかタイムを上げることができず苦しんでいた。しかしレースが中盤に差し掛かると周りのタイムは少しづつ落ちてくる。このタイミングで少しづつタイムを上げることに成功し、8周目には11番手、13周目には9番手までポジションを上げた。そして8番手争いに加わるも残り5周、ここまでの追い上げでタイヤが限界に近づいてしまう。なんとかポジションをキープしたいと考えるも、冷静にタイヤの状況を判断し、無理せず少しでもライバルに食らいついてくことを選んだ。その後、再び抜き返されて11番手になるもラストラップでライバルの転倒があり10番手に。そのままフィニッシュラインを通過、トップ10位以内での完走となった。



◆佐野優人コメント

 今回、サスペンションが変わったことでポジティブなことが多かったけれど、もちろんセットを詰めなくてはいけないという課題があったので、金曜日はタイムこそ出なかったけれど色々なこと試すことが出来て有意義な初日になったと思います。
 

 予選では前半思ったよりもタイムが出なかったけれど、セッティングを変えて50秒台にタイムを乗せることが出来たので更にタイムを詰めようとしたのですが、自分の中できちんと予選時間の組み立てが出来ていなかったせいで時間が足りずアタックしきれませんでした。反省しています。
 

 レースでは、前半タイムを上げることが出来なくてもったいなかったけれど、周りのペースが落ちてきた時に自分のペースが落ちず追い上げることが出来て、レースの組み立てとしては上手く行きました。後半のアベレージタイムも悪くなくて更にプッシュすればシングルフィニッシュ出来るかもしれないと考えていたので、完走できなかったことはとても悔しいです。
次戦のオートポリスのレースでは、前半からペースを上げられるようになれば良い結果が得られると考えています。
 

 ファンや関係者の方々、スポンサーの方々、家族、いつも応援ありがとうございます。今後とも応援をよろしくお願い致します。

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​■2024/8/26 Race Report

2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦
もてぎ2&4 JSB1000クラス レースレポート
予選 / 17番手(1分50秒827)
決勝 / 18位(1分51秒165)

 2024年8月24日〜25日、栃木県にあるモビリティリゾートモテギにて全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦が行われた。今大会は全日本スーパーフォーミュラ選手権との併催となっており、全日本ロードレース選手権はJSB1000クラスのみ開催された。このコースは全長4801メートル、高低差は30メートルほどであるものの、ブレーキングがハードなコースだ。
 

 後半戦初戦となる今大会、チームはマシンに前半戦とは大きく異なる変更をしていた。サスペンションのメーカーを変更したのだ。そのためレースウィーク金曜日に行われた2回のART走行は、マシンのセッティングに時間を費やした。タイムはまずまず、しかしこの時間はマシンへの理解を深め、レースに向けてポジティブな時間となった。
 

 大会初日の土曜日、雨が降りそうで降らない曇り空の下、予選は12時45分から行われた。気温は予想よりも上がり、路面温度は50度ほどまで上がっていた。佐野は予選開始と共にコースインし周回数を重ねていく。途中セッティングを少し変更し再度コースに復帰するとタイムを更新、1分50秒台を記録する。そして更なるタイム更新を狙ったものの時間が足りず、予選は17番手となった。
 

 日曜日、レースは12時40分、前日と同じく曇り空の蒸し暑い気候の中開始された。20周という長いレースであったため佐野は序盤、タイヤをマネジメントしながら慎重に周回数を重ねていった。レースが中盤に差し掛かるとライバルたちのタイムは少しずつ落ち始めてしまったものの、佐野はペースを落とすことなく走り続け少しずつ追い上げていく。9周目にはスタートから5つポジションを上げ12番手まで追い上げるも、ライバルも負けてはおらず14周目で13番手へ。しかし諦めずプッシュしていった。しかし残り2周を目前にエンジントラブルが発生。走り続けることは出来ずマシンをコース外へ。結果、チェッカーは受けられなかったものの規定周回数は満たしていたため18位でレースを終えることとなった。

 

◆佐野優人コメント

 今回、サスペンションが変わったことでポジティブなことが多かったけれど、もちろんセットを詰めなくてはいけないという課題があったので、金曜日はタイムこそ出なかったけれど色々なこと試すことが出来て有意義な初日になったと思います。
 

 予選では前半思ったよりもタイムが出なかったけれど、セッティングを変えて50秒台にタイムを乗せることが出来たので更にタイムを詰めようとしたのですが、自分の中できちんと予選時間の組み立てが出来ていなかったせいで時間が足りずアタックしきれませんでした。反省しています。
 

 レースでは、前半タイムを上げることが出来なくてもったいなかったけれど、周りのペースが落ちてきた時に自分のペースが落ちず追い上げることが出来て、レースの組み立てとしては上手く行きました。後半のアベレージタイムも悪くなくて更にプッシュすればシングルフィニッシュ出来るかもしれないと考えていたので、完走できなかったことはとても悔しいです。
 

 次戦のオートポリスのレースでは、前半からペースを上げられるようになれば良い結果が得られると考えています。
 

 ファンや関係者の方々、スポンサーの方々、家族、いつも応援ありがとうございます。今後とも応援をよろしくお願い致します。

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​■2024/7/24 Race Report

2024 FIM EWC | Round.3 FIM EWC世界耐久選手権第3戦鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会

---数々の苦難を乗り越え、鈴鹿8時間耐久ロードレースを総合16位で終える---
 

■TEAM  / KRP SANYOUKOUGYO RSITOH

■No.3

■Class  /  FORMULA EWC

■Machine / Kawasaki ZX-10R

■Result / Overall Qualifying Classification / 総合22位

・Rider Blue / 佐野 優人 / 02:08.264  ・Rider Yellow / 佐野 勝人 / 02:09.057

・Average of 2 Best Laps / 02:08.661

■Result / Final Ranking / 総合16位 / 213Laps / 6 Point

 FIM EWC世界耐久選手権、鈴鹿8時間耐久ロードレースが今年もやってきた。

2024年度は、南海サポートライダー佐野 優人選手/佐野 勝人選手と、カワサキのベテランライダー柳川 明選手の三人体制で本大会へ挑む。佐野兄弟は昨年の2023年、優人選手はナショナルストッククラス2位、勝人選手は同クラス4位と上位を獲得。2024年は共にEWCクラスへスイッチし、最高峰の頂を目指し戦う事となった。

 この戦いに臨む前、鈴鹿サーキット主催の8耐合同テストが6月4日(火)・5日(水)に開催された。現在、KRP SANYOUKOUGYO RS-ITOHは全日本ロードレース選手権も戦っているが、鈴鹿8耐のマシンは足回りのメーカが異なる。豊富な過去実績データと柳川選手の的確なアドバイスがアドバンテージとなり、チームとしてセッティングを大きく進める事に成功。ポジティブにテストを消化する事が出来た。

 ついに迎えた8耐決勝ウィーク。水曜日開催公式テストの午前中に佐野兄弟が、各仕様の確認と慣らしを遂行。午後より柳川選手にスイッチし、テスト項目を消化中にアクシデントが発生。柳川選手がデグナー二つ目で転倒し、メインカーの修復を余儀なくされた。このタイミングで追い打ちをかけるかの様に、セットを詰めていきたいタイミングに降水。修復にスタッフを割かれ、コンディションが悪化する事態で、思うようにセッティングを詰める事が出来なかった。また、柳川選手の手首骨折が判明し、ドクターストップ。残念ながら、佐野兄弟2人での8耐挑戦がこの時点で決定した。

翌日にはメカニックの必死の作業により、メインカーの修復は完了。金曜日のフリー走行時には2台を乗り比べ、決勝に向けたマシンを決定し、予選に臨む事となった。

 鈴鹿8耐予選は、2回のチャンスが与えられる。3名中上位2名の平均タイムが予選タイムとなり、チームとして02:08.661を計測し、22番手。残念ながらTOP 10 トライアルに進めなかったが、決勝に駒を進めた。

 

 そして、7月21日午前11時30分、照り付ける太陽の灼熱の中、鈴鹿8時間耐久ロードレースがスタート。スタートライダーは佐野優人が務め、大きな混乱はなくオープニングラップは26番手で通過。一旦順位を落とすも、15位まで順位を上げ、勝人選手にバトンタッチ。順位は大きく変動はぜず、硬直状態が続いていたが106周目のピットストップで小トラブルが発生。メカニックが完璧に修復したが、少し順位を落としてしまう。その後、必死の追い上げで、165周目には佐野優人選手が2分9秒台を計測。ライダー共に疲れによるタイムのバラツキが発生しだしたが、なんとか前に食らいついていく。結果、総合16位でチェッカを受け完走。6ポイントを獲得し、KRP SANYOUKOUGYO RS-ITOHはKAWASAKI勢TOPの結果を残す事が出来た。

■佐野優人選手 コメント

 

今大会ではまず、予選タイム2分7秒台を出す事を目標にしていましたが、残念ながら僅かに届かなかった事が悔やまれます。決勝に関しては、安定したタイムを刻む事が出来ず、少し歯車がかみ合わなかったと思っています。

ですが、今回の気温、路面温度、2人体制で走り切った事や、チームの最多周回数を記録できたので、自分としては大健闘だったと思います。

来年の事はまだ決まっていませんが、また参戦できた時は引き続き全力で戦います。

皆様、応援ありがとうございました。

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■佐野勝人選手 コメント

 

まずは、2人体制で走り切れた事は良かったと思います。柳川選手が残念ながら参加出来ないと決まった時は、体力的な不安が頭をよぎりました。しかし、テストなどで柳川さんから多くのアドバイスを頂けたので、マシンの方向性も早い段階で仕上げる事が出来ていて、今回の結果につながっただと思います。この状況下で最多周回数も記録できたので、満足しています。この機会を与えてくれたチームやスポンサーの方々に感謝しています。

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​■2024/5/27 Race Report

2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦  
スーパーバイクレースin SUGO JSB1000クラス レースレポート

予選  / 16番手(1分28秒515)
Race1 / 18位(1分29秒269)  Race2 / 14位(1分28秒656)

 全日本ロードレース選手権第3戦、SUGOラウンドが5月24日に開幕した。前週に行われた事前テストでは最終日に転倒があったものの、良い感触でテストを終えていた佐野は、期待と共にレースウィークを迎えていた。

 レースウィーク初日の金曜日、午前に40分間、午後に30分間と2回のスポーツ走行が行われた。走り出しの感触は良く事前テストを上回るタイムを計測し、予選に向け着々と準備を進めていく。予選タイムも勿論重要ではあるが、決勝のアベレージタイムを底上げ上げる為、最適なセッティングを模索すべく調整を繰り返した。

 今大会、JSB1000クラスは2レースだ。そのためタイムスケジュールがタイトで、ウィーク2日目の土曜はフリー走行の時間はなく、午前に予選、昼過ぎにはRace1というスケジュールであった。

 午前9時10分、セッティングの改善を探りながらの30分間の予選が始まった。2レース制のため各ライダーは一発タイムだけでなく、2番手タイムも必要だ。そのためセッティングにかけられる時間はほとんどない。それでもチームと協力しできる限りの調整をしながら周回を重ね、28秒台タイムを計測。Race1のグリッドは16番手、Race2のグリッドは15番手となる。この結果を踏まえ、少しでも上位を狙うためにチームと協議し、やや賭けになるが大きくセッティングを変更しRace1に挑んだ。

 Race 1は午後13時10分から始まった。スタート後、集団に飲み込まれ順位を落とすも必死に食らいついていく。中々タイムを上げることが出来ずに周回数を重ね迎えたレース後半、少しずつペースを上げ出した佐野は数台をパス。22周のレースを18番手で終えた。

 日曜日は午前中にフリー走行 1本、午後にRace2というスケジュールであった。フリー走行では再びセッティングを変更、前日までより少し良い手応えを掴みRace2に備えた。
14時55分から始まったRace2、15番手からスタートするも 1周目でポジションを20番手まで落としてしまう。その後ペースが思うようには上がらないものの必死にプッシュしていった。そして周回数が15周を超え迎えたレース終盤、ペースを徐々に上げポジションを回復していくと、14位でチェッカー、ポイントを獲得することに成功した。

◆佐野優人コメント

 レースウィークに入って最初の走行では、マシンの感触は良く感じたのですが、事前テストの最終確認中に転倒してしまった事で確認出来ていなかった部分の調整が、結果的にレースウィークの組み立てに影響が出てしまいました。
今回は普段より大きくセッティングを変更し、少しでも順位を上げようと試みたのですが、全てのピースを合わせきる事が出来ませんでした。Race 1もRace 2も苦戦しましたが、結果的にマシンの良い所の引き出し方も理解し、Race2でポイントを獲得できたことは良かったと思っています。

次戦は鈴鹿8耐後なので、まずは鈴鹿8耐でたくさんマシンに乗ってタイヤやマシンへの理解を深め、後半戦に活かせるようにしたいです。

ファンや関係者の方々、スポンサーの方々、家族、皆さんいつも応援ありがとうございます。引き続き応援をよろしくお願い致します。

■リザルト(スポーツランドSUGO WEBサイト)

  ・公式予選 ・公式予選2ndTime ・Race1 結果 ​・Race2 結果

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​■2024/4/15 Race Report

2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦 
SUPER BIKE RACE in MOTEGI JSB1000クラス レースレポート

予選  / 14番手(1分49秒804)
Race1 / 16位(1分50秒941)  Race2 / 13位(1分51秒214)

 4月11日、栃木県にあるモビリティリゾートモテギにて全日本ロードレース選手権第2戦が開幕した。
第1戦である鈴鹿でのレースでは、マシントラブルの影響もあり不完全燃焼でレース終えた佐野。次こそ自分の力を出し切りたいという思いと共に今大会に挑んだ。

 今回のレースウィークは天候に恵まれ、時折暑さを感じるほどの陽気であった。木曜日の特別スポーツ走行、金曜日のA.R.T.合同走行では、JSBマシンでは初めて走行するコースへの適応、またマシンのセッティングを見つけるべく走り込んだ。

 迎えた土曜日、予選は10時20分から行われた。まだまだマシンのセッティングは詰め切れてはいなかったものの予選開始とともにコースイン、周回数を重ねていく。時折集団での走行となってしまい、思うタイムが出せない周もあるものの、少しずつペースを上げていった佐野は、予選終了間際、15周目で自己ベストを更新。16周目でも更にタイムをあげることに成功し、1分49秒804を記録した。その結果、14番手を獲得し予選を終えた。

 今大会のレース1は、夏に行われる鈴鹿8時間耐久ロードレースのトライアウトを兼ねて行われた。14番手からスタートし、スタートはまずまずだったものの、その後1コーナーで順位を落としてしまった佐野は、少しでもポジションを上げるべくプッシュする。しかしペースを思うように上げられない。予選後、 思い切ってセッティングの方向性を変えたものの、それが狙った結果を産まなかったのだ。それでも諦めずに走り続け少しずつポジションをあげていった結果16位でチェッカー。無事8耐トライアウトを通過することができた。

 レースウィーク最終日となる日曜日も、朝から晴天に恵まれながらのレース開催となった。前日の反省から佐野は朝のウォームアップで再度マシンセッティングをチームと共に調整し、午後のレース2に挑んだ。
レース2のグリッドは予選時の各ライダーのセカンドタイムで決まる。佐野は13番手からのスタートとなっていた。
レース2は序盤から波乱の展開となった。2周目にライバル2台が転倒すると、さらに3周目にも2台が転倒し炎上、早々に赤旗中断となってしまう。レースはまだ3周を完了していなかったこともあり、スタートからやり直しとなった。
赤旗中断から約25分後、レースは再開された。13番手からスタートした佐野は良いスタートを切り、1周目で2つポジションを上げる。その後少し後退するも4周目で再びポジションを取り戻した。その後、更にプッシュするものの、ライバル達も負けておらず15周目で13番手へ。そのままラストラップまで駆け抜け、13位でレースを終えポイントを獲得した。

◆佐野優人コメント

 今回のもてぎ大会は、非常にタフな大会になりました。JSB1000クラス初年度という事があり、先ずはベースセットを見つける作業から始めました。変更出来る箇所が多い為、まずは大きくセットを振りながら自身の適正を探りました。最適解を見つけきれない中、土曜日のRace1を戦いましたが、何とかトライアウトをクリアし16位でチェッカーを受ける事が出来ました。

 続く日曜日は、朝のフリー走行を活用し改めて新しいセットにトライしました。結果、Race2は13番手となりポイントを獲得しました。

 JSB1000クラスを戦い、早い段階でポイントを獲得出来た事は良かったと思う反面、まだまだスピード足りないので努力しないといけないと思っています。

 次戦は宮城県のSUGOサーキットで開催されます。悔いなきよう、全力戦いますので、皆さん応援宜しくお願い致します。

 

■リザルト(鈴鹿サーキット WEBサイト)

  ・予選結果 ・Race1 結果 ​・Race2 結果

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​■2024/3/10 Race Report

2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース JSB1000クラス レースレポート

予選 / 19番手(2分9秒295)決勝 / 16位(2分10秒170)

 2024年全日本ロードレース選手権シリーズ開幕戦となる鈴鹿2&4レースが3月9日、鈴鹿サーキットにて開幕した。今年は例年よりも1ヶ月近く開幕日程が早く、時折雪が舞う寒い中での開幕となった。

 今年、昨年からJSB1000クラスにステップアップした佐野は、2月末に行われた2日間の事前テストでマシンに初ライド、初めて乗るJSBマシンとタイヤへの素早い順応を見せ、テスト2日目の最後の走行では大体のマシンセッティングの方向性を定めることに成功する。事前テストもかなり寒い中での開催だったため、転倒車両が続出していたものの大きなトラブルはなく終了。万全の状態でレースウィークを迎えた。

 レースウィーク木曜日に行われた特別スポーツ走行では、タイムを出すことに専念し2分9秒084を計測。金曜日に行われたART走行では、木曜日よりも更にタイムを更新すべくマシンセッティングを詰め走行を重ねるも、赤旗中断やイエローフラッグが出る時間帯が度々あった影響もあり、思うようにタイムを更新することが出来ずに走行が終了してしまう。しかしながら予選に向け良い手応えを掴んでいた佐野は、自信と共に開幕日を迎えていた。

 鈴鹿2&4レースでの2輪レースはJSB1000クラスのみ開催となっており、開幕日である土曜日は予選だけが走行できる唯一の時間だ。ここまで木曜、金曜と昼間は温かさを感じる気候だったものの一気に冷え込んだこの日、14時10分から行われる予定だった予選は14時過ぎ、突然に中止のアナウンスが場内に響き渡った。理由は予選直前に降り出した雪によるコンディション不良。雪によって急激に路面温度が低下し、走行するには危険と判断されたためであった。これによりレースのグリッドは、前日である金曜日に行われたART走行の総合結果を基に決定することが決まり、佐野は19番手からレースを戦うこととなった。

 迎えた日曜日、晴れてはいるものの気温は10度程の寒い中、レースは12時23分にスタートした。スタート時、順位を少し落とすもすぐにプッシュ、少しずつ順位を上げていく。18番手まで追い上げ更にプッシュしようとした4周目、ライバルの激しい転倒により赤旗中断、レースは仕切り直しとなり、再度12時50分から再スタートとなった。
しかしこの時、佐野のマシンに異変が起こっていた。サイティングラップ中、ブレーキの異変を感じ取った。しかし成績を残したいという強い想いと、原因が冷え込んだ気温によるものであればレース中マシンが暖まった頃にはトラブルが解消するかもしれないという可能性に賭け、そのまま再スタートを切ることを選択。迎えた再スタート、順位を落とすも少しずつ前へ前へとプッシュ、2周目には20番手まで順位を回復する。ブレーキにトラブルを感じ、中々ペースを上げることが出来ないものの慎重に周回数を重ねていった佐野は4周目には18番手へ。しかし残念ながらブレーキトラブルが解消されることはなく、少しずつペースが落ちていく。それでも諦めず走り続けていた10周目、再びライバルの転倒によりセーフティカーが投入される事態に。しかしその後セーフティカーは解除されず赤旗が掲示され、レースは終了となってしまった。結果佐野は16位を獲得、ライバルの転倒が相次ぐ中ブレーキトラブルを抱えながらもJSB1000クラス初のレースを走り切った。

◆佐野優人コメント

 今年、事前テストで初めてのマシン、初めてのタイヤというゼロからのスタートだったのですが、事前テスト2日目の最後にはマシンセッティングをどういう方向性に持って行くかということをチームと大体決めることが出来ましたし、レースウィークに入ってからの木曜日、金曜日も順調だったと思います。

 金曜日はマシンのセッティングを詰めながら中古タイヤで何度かアタックしていたので、タイムの更新は出来なかったながらも予選はこれぐらいのタイムは出せるぞ、という手応えがありました。だから予選がキャンセルになってしまったことがとても悔しいです。

 レースではブレーキの効きが安定しないというトラブルが起き、リカバリーするためにタイヤに負担をかけてしまい、だんだんペースが落ちていくという悪循環に陥っていました。だからセーフティカーが入った時、前を走るマシンとの差が詰まったのでこれはチャンスだと思ったんです。でもその後赤旗が出てレースは終了してしまいました。このトラブルに関して今思えば、朝のフリー走行の時間帯、チームと自分は気温・路面温度の低さから走行はしない方が良いと判断しマシンを走らせなかったのですが、走っていればトラブルに気付くことが出来たのかもしれない、という後悔があります。また、金曜日まで順調だったのになぜレースでトラブルが起きてしまったんだ、という気持ちもあります。

 今回は不完全燃焼なレースとなってしまいましたが、次戦では今度こそ狙った順位を獲得できるよう頑張ります。

 ファンや関係者の方々、スポンサーの方々、家族、皆さんいつも応援ありがとうございます。今年も応援をよろしくお願い致します。

■リザルト(鈴鹿サーキット WEBサイト)

  ・予選結果 ・決勝結果 ​

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​■2024/02/01 三陽工業様Press Release

全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに 「KRP三陽工業&RS-ITOH」が継続参戦

三陽工業株式会社(本社:兵庫県明石市、以下 三陽工業)は、2024年「KRP三陽工業&RS-ITOH」で、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに継続参戦いたします。今年は、昨年ST1000クラスに起用した佐野 優人 選手、そして世界で戦った経験もあるベテランライダー柳川 明 選手の2名をJSB1000クラスに起用。佐野 優人 選手はフル参戦、柳川 明 選手はスポットでの参戦となります。2023年も三陽工業とRS-ITOHがタッグを組み、Kawasaki車両で戦う事となりました。2024年のレースに対する意気込み、そしてJSB1000クラスに継続参戦する想いについてお知らせいたします。

全日本ロードレース選手権詳細: https://www.jrr.jp

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■チーム概要

チーム監督:伊藤 一成

ライダー :柳川 明、佐野 優人

マシン  :Ninja ZX-10R

参戦クラス:全日本ロードレース選手権JSB1000クラス


■2024年も“JSB1000クラスに継続参戦”

RS-ITOHは埼玉県東松山市のバイクショップです。日本で一番大きなプロのバイクレースである全日本ロードレース選手権に、同一メーカー(Kawasaki車両)・同一チームで30年間連続参戦を続けている唯一のプライベーターチームです。近年、各メーカーのワークスチームが全日本ロードレース選手権から次々と撤退する中、RS-ITOHは「トップカテゴリーであるJSB1000クラスでKawasaki車両を走らせ続けたい」という強い想いと使命感を持って参戦を続けています。三陽工業は「三陽工業を育ててくれたKawasakiオートバイに恩返しをしたい」という想いのもと、2017年からRS-ITOHとタッグを組んでいます。RS-ITOHの熱い想いと使命感を共有し、「JSB1000へ継続参戦することが恩返しに繋がる」と信じています。2024年はベテランライダーと若手ライダーの組み合わせで、より一層チームの士気・団結力を高めて挑みます。「Kawasakiへの情熱」×「Kawasakiオートバイへ恩返し」×「ライダーの熱意」×「応援してくださる皆様の期待」その全てをKawasaki車両に乗せて2024年も戦ってまいります。皆様のエールが力に変わりますので、沢山の応援よろしくお願いします。



■伊藤 一成 監督

いつも応援ありがとうございます。今年もJSB1000クラスに継続参戦いたします。今では少なくなってしまったKawasaki車両でひとつでも順位をあげたい。熟成されたKawasaki ZX-10Rに、なお一層改良を重ねています。チーム一丸となって戦いますので、サーキットに足を運んでいただきKawasaki ZX-10Rとライダーの応援をよろしくお願いいたします。


■佐野 優人 選手今年もチーム、各スポンサー様のおかげで全日本ロードレース選手権に参戦することができます。KRP三陽工業&RS-ITOHより今年はJSB1000クラスに参戦。昨年のST1000クラス時よりもレース数が増え、沢山走ることができます。トップライダーの走りをもっと研究し自分に取り入れ、結果を残したい。上位を目指して今シーズンも頑張りますので、応援よろしくお願いします。


■柳川 明 選手

2024年は全日本ロードレース選手権において、開幕戦鈴鹿サーキットとオートポリスのみの参戦となります。限られた機会の中で最高のパフォーマンスを発揮し、可能性を最大限に引き出すことが、今シーズンの目標です。全力全開で頑張りますので今シーズンも応援よろしくお願いします。



■三陽工業代表取締役 井上 直之

2017年から始まったKRP=Kawasaki Repayment Project(Kawasakiおんがえしプロジェクト)も今年で8年目を迎えることになりました。伊藤監督を始め、このチームを支え続けて来ていただいた皆様に心から感謝いたします。ありがとうございます。そして、迎える2024年シーズン。佐野優人選手と柳川明選手がKawasakiのマシンでJSB1000を走り抜けます。Kawasakiの灯を消さない。そんな想いを持ち続けKRP三陽工業&RS-ITOHは走り続けていきます。


■会社概要

商号  : 三陽工業株式会社
代表者 : 代表取締役 井上 直之(いのうえ なおゆき)
所在地 : 兵庫県明石市大久保町江井島1388番地
設立  : 1980年(昭和55年)3月24日
事業内容: 製造業、製造派遣事業
URL    : http://sanyou-ind.co.jp

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